ダイヤモンド買戻し価格の真実|MadisonDia

ダイヤモンドの下取り価格の真実

ダイヤモンドショップはしばしば「高い下取り価格」を強調して販売します。しかし、実際のところ、その価値は消費者が期待するほど安定していません。特に天然ダイヤモンドにおいては、過去10年間で小売価格が大きく下落しており、さらにラボグロウンダイヤモンドの普及に伴い、今後も下落が続くと予測されています。

天然ダイヤモンドのリセール現実

天然ダイヤモンドを購入する際、多くのショップは「将来的に高く売れる」と説明します。しかし実際には、購入直後でも再販価格は購入価格の50%程度にとどまるケースが一般的です。さらに、市場全体の価格下落を考慮すると、実際のリセール価値は購入時点から70%以上下がることも珍しくありません。

具体例(天然ダイヤモンド)

購入年 1カラット購入価格 現在の市場価格 下取り価格(市場価格の50%) 純損失
2018年 40,000 HKD 25,000 HKD 12,500 HKD 27,500 HKD

つまり、消費者は高額を支払って購入しても、最終的には大きな損失を抱える可能性が高いのです。

ラボグロウンダイヤモンドの透明性

一方、ラボグロウンダイヤモンドは価格が明確で透明性があります。例えば、当サイト madisondia.com では、1カラットのダイヤモンドを2,142 HKDで購入できます。リセール価格は約400 HKD(主に加工・鑑定コスト)にとどまりますが、消費者の純損失は約1,700 HKDと、天然ダイヤモンドに比べてはるかに低く抑えられます。

比較(ラボグロウン vs 天然)

種類 購入価格 リセール価格 純損失
天然ダイヤモンド(2018年購入) 40,000 HKD 12,500 HKD 27,500 HKD
ラボグロウンダイヤモンド(現行価格) 2,142 HKD 400 HKD 1,742 HKD

なぜ「投資」として買うべきではないのか

ダイヤモンドを購入する際に「投資価値」を強調する販売店も少なくありません。しかし、天然・ラボグロウンいずれにしても、実際には資産としての価値は期待できません。特に天然ダイヤモンドは市場下落の影響を強く受け、長期的に見ても消費者にとって不利な結果となります。

まとめ

  • 天然ダイヤモンドの再販価値は購入価格の50%以下にとどまる。
  • 市場下落を踏まえると、実際の損失はさらに大きくなる。
  • ラボグロウンダイヤモンドは購入価格が低く、損失額も限定的。
  • ダイヤモンドは「投資」ではなく「楽しむための贅沢品」として捉えるべき。

参考資料


  • References & Sources

    • Rapaport / RapNet price commentary and indices on polished diamond trends (2018–2025): diamonds.net/News
    • Bain & Company – Global Diamond Report (2021/2022): bain.com
    • Edahn Golan Diamond Research – Retail price analytics and trend commentary: edahngolan.com
    • WP Diamonds – Typical consumer resale outcomes (natural): wpdiamonds.com

    • JCK – Coverage on lab‑grown resale and buyer acceptance: jckonline.com
    • Idex Online – News analysis on lab‑grown pricing and resale challenges: idexonline.com
    • Kitco – Spot prices for gold and platinum (for setting value): kitco.com

Diamond buy back price chart
ブログに戻る